移動性の高気圧と低気圧が順番に、
暖かい日と寒い日を入れ替えながら
冬は確実に色を濃くしている。
夏のバジルは見るも無惨に真っ黒け。
畑を飛び出し、農道まで延びていた
サツマイモの葉や、
わがもの顔に荒地を支配していた葛の葉も
あの勢いはどこへやら、
茶色くしなびている。
それでも陽がでると暖かく、
春先にも似たおだやかな気候に、
ハーブたちは気を良くして新芽を伸ばし、
桜の木は勘違いして花をつけたりしている。
トウガラシを採りきった。
いつもの「タカノツメ」に加えて、
今年は「八つ房」という品種も作ってみた。
見た目はほとんど一緒だけど、
辛さはタカノツメの半分くらいとの事である。
タカノツメは日本一の辛さと云われるだけあって、
やっぱりかなり辛い。
トウガラシの魅力は、辛さと共にその「香り」だと思う。
トウガラシの香りが大好きで、もっともっとかけたいのに、
あまり辛いと少ししか使えない。
なので今年は「八つ房」に期待している。
「きんぴらごぼう」や「ぺペロンチーノ」のあの香り。。。
この冬はたくさん嗅ぎたいのです。
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ハーブの生出荷もほぼ終了し、
少し余裕ができてきた11月の始め。
仕事の合間に本をひろげたり、
夜は映画を観たり、
犬と散歩に出かけたり・・・と、
このぐらいのリズムで年間過ごせたら、
楽なんだけど。。。
仕事の内容も秋冬バージョン、
例年通り、ラベンダーの刈り込み作業。
草刈り機を使って、樹形を整える。
と同時に挿し木作業、ローズマリーも一緒に。
挿し木はもう少し早い時期にやりたいんだけど、
他の仕事との兼ね合いから、どうしても遅くなってしまう。
昨年は根付きが良くなかったので、
今年は土の配合を少し変えてみた。
月桂樹の収穫。
これはもう少し遅くやりたいくらいなんだけど、
12月のクリスマスシーズンに間に合わせるために、
いつも早めの収穫。
乾くのに時間がかかるし。
今年は休ませて、来年耕作予定の「谷の畑」。
一面にカモミールとハコベの新芽が生え、
緑のジュータンになっている。
谷のため肥料分が集まるせいか、
ここは土が肥えている。
来年、どんな表情を見せてくれるか
また楽しみです。
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パクチー。
中国では香菜(シャンツァイ)。
パクチーはタイでの呼び名。
好きな人は大好き!
嫌いな人は大っ嫌い!
あまり中間層がいないという、独特な香りの葉っぱ。
お粥に入れたり、生春巻きに入れたり、
春雨サラダとも良く合う。
まあるい実はコリアンダーと呼ばれ、スパイスとして使われる。
ピクルスづくりやお菓子作りにも利用される。
僕はもちろん葉っぱも実も大好きなので、
毎年作っている。
というか自生している。
今年久しぶりにパクチーを出荷してみた。
数年前に出荷したときは、
たいして注文も来なかったので、
その後は出していなかったが、
今年はけっこう人気があった。
ヘタするとバジルやイタパセよりも注文があって、
生育が追いつかなかった。
ちょっと驚き。
日本人の嗜好もずいぶん変わってきた。
柔軟になってきた感じ。
最初はみんな新しいものには怪訝な顔をする。
スッキーニだってモロヘイヤだって、
ニガウリだって、
最初は「なんじゃコリャ!?」
って思った。
だけど慣れてくると好きになる。
そしてだんだん病みつきになるのだ。
パクチー、
またはシャンツァイ。
名前の響きも好き。
あなたもきっと病みつきになるよ。
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日本人のお米に対するこの思い入れは、
いったいどこから来るのだろう。
実際、農業を生業としていても
田んぼを休んだ年は、どこか物足りないというか、
申し訳ないというか、
百姓として充足していないような、
そんな気持ちになってしまう。
稲刈りが無事終了した。
途中、稲を干す竹が足りなくなって、
山に切り出しに行ったり、
雨が降ってきて、ヒヤヒヤしたり、
結局終わったときには、あたりは真っ暗になってしまったが、
今年は田んぼのコンディションも
機械の調子も良く、
人手もたくさんあったしで、
順調に稲刈りを終了することができた。
黙々と稲を鎌で刈り、
わらで結ぶ。
このわら自体も昨年採れた
稲わらを使う。
そして次々に稲束を
竹の干し台(オダ)にかけていく。
出来上がった作品は、
まるで
迷路のような
隠れ家のような
合戦場にある
戦国武将の陣地のような
壮大なアートが出来上がった。
カルチャー(文化)の語源は、
「耕す」からきているという。
縄文の時代、
この国に持ち込まれた
稲作文化は、
良くも悪くも確実に、
僕らのDNAに刻まれている。
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